10月30日から2泊で島根・鳥取に出かけました。
宍道湖が見たい、足立美術館と、境港の水木しげるロードにも行きたい。
で、ひと月がかりで計画を立てましたが。。。
出雲大社
10月の出雲は“神在月”と呼ばれ、八百万の神々が集う神域です。
主祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。
神在月を目指したつもりが、
旧暦では11月下旬が「神在月」になるため、早すぎたようです。
境内には「因幡の白兎」にまつわるウサギ像が点在し、みずらを結った大国主命も、
4つの鳥居や大しめ縄も、出雲大社は神話の世界感漂う独特の神域でした。
次は、宍道湖を眺めながら走るローカル線 “一畑電車” で松江に向かいます。
宍道湖と松江
松江市は、水の都。雨もあり、殊更しっとりまったりの風情で、もう虜になりました。
朝起きると、宍道湖ではシジミ取りの小舟が何隻も出ていて、夕景色に負けない美しさです。
松江城を囲む堀川を巡る舟からの景色は町全体がタイムスリップしたよう。
県庁所在地の市にこんな風景があるなんて、小泉八雲が愛したのも頷けます。
足立美術館
特急「やくも」が6分遅れ、安来駅からの送迎バスに滑り込み。
足立美術館は『ジャーナル・オブ・ジャパニーズガーデン』誌で
22年連続「日本一の庭園」に選ばれた名園で、世界的にも有名な美術館です。
下の写真はすべてスマホで撮ったものです。何処をどう撮っても絵になります。
足立美術館は、横山大観や日本画家、魯山人の作品が多いのですが、
何よりこの庭園こそが職人が作る芸術作品です。
一点の無謬もなく、日々同じ形を保っている。
「完璧」という言葉は、この庭園のためにあるのでは、と感じました。
水木しげるロード
日本海を望む皆生温泉宿のおもてなしは、
大根で作った “一反木綿” のお飾りです。
明日への期待が高まります。
米子駅から、境港行きの境線 通称 “鬼太郎列車” はゼロ番ホームから出発です。
各停車駅には愛称があり、
砂かけばばあ駅・あずきあらい駅・一反木綿駅といった具合で、
本来の駅名より大きく書かれているのです。
水木しげるロードはゆっくり歩いても1時間くらいと言われ、
米子空港(米子鬼太郎空港)の出発まで5時間以上あり、
さてどう過ごそうかでしたが、そんな心配は無用で時間が足りない。
全長800メートルの広い石畳の両側には177体の妖怪ブロンズ像が配され、
どこかユーモラスで、可愛くて怖くない、妖怪って、こんなにいるんだ。
ここは野外美術館、妖怪たちに逢える場所。
妖怪たちの生みの親、
“水木しげる記念館”では、
水木氏の原点 “のんのんばぁとオレ(水木氏)”
像が出迎えてくれます。
水木氏の戦争体験は凄絶。
戦争体験と創作をつなぐ水木氏に心を打たれました。
戦争体験が数々の妖怪を生み出した一因かなぁ。。。
それにしても、境港市のプロモーションは凄い。
「ゲゲゲの鬼太郎」に興味がなくても、訪れる価値があり、十分楽しめる街です。
旅の終わりに
何度も駆け足で間に合ったり、予定外の出来事も多々ありましたが、
予想以上の出会いや、現地でなければ分からないこともあり、
老夫婦の旅は頭と体の体操となりました。
もう一度、今回のコースをゆっくり辿りたい思いが残りました。