ジェイソンさんは死んでも売らない!

 ジェイソンさん流お金の増やし方は

お客様から、“ラジコでニッポン放送を聞いていました。

厚切りジェイソンがゲストです。

彼の言っていることは、平賀さんがおっしゃっていることとほぼ一緒です。”

えっ、何だろう?

早速教えて頂いたラジコ(パソコンやスマホで1週間以内の放送が聞けます)にアクセスすると、

厚切りジェイソンさんと、森永卓郎さんの丁々発止が面白い。

 

『ジェイソン流お金の増やし方』は

今や38万部のベストセラー。

 

私はまだ読んでいないのですが、

ジェイソンさんの、

“おっしゃっていることとほぼ一致”

が分かりました。

納得です。

 

厚切りジェイソンさんは芸人、

IT企業の役員で投資家さんです。

 

森卓(森永卓郎)さんも投資家ですが、

ジェイソンさんとスタンスが違います。

 

だから2人の掛け合いが面白いのです。

それにしてもジェイソンさん迫力ありました。

ジェイソンさんは、自分は保守的で堅実な投資家と仰います。

森卓さんは、投資を楽しむ(余裕のある)人。

ジェイソン流は、徹底した長期投資です。

今まで一度も売ったことがない。売ったら資産運用終わり。

必要なければ一生売るつもりない。死んでも売らない! !(^^)!

森卓さんは、下がったらまた買えばいい。

上がった時は利益確定し、次に下がった時まで待つ。

売り買いのタイミングをみるトレーダー投資家さんです。

円安初期に利益確定した森卓さんにジェイソンさんは、

「あと少し待てばもっと上がったじゃないですか。」30%超の利益を取りそこなったようです。

売り買いのタイミングなんて神様以外分からないと、ジェイソンさん。

ジェイソン流お金の増やし方は以下のようです。

1.支出を押さえる。節約して投資の種銭を作る。

  このあたりケチと言われるくらいの徹底ぶりです。

  収入が増えても、生活レベルを上げず、余ったお金は全て投資に回す。

2.投資をする

   Why Japanese people!? 0.002%の金利の円を持つ意味が分からない。

  米国は政府の社会保障に頼れないので、入社と同時に年金の代わりに

  401K(企業型確定拠出年金)から投資を始める。

3.いったん投資を始めたら待つ。

  バブルがいつ来ても、いつ崩壊しても構わない。

  暴落を待ってます。暴落しても戻らなかった20年はない。

ジェイソンさんは徹底した長期投資家さんです。

 

 ジェイソンさんはいつ売るのか

米国はFIRE(資産からの収入だけで生活をする)がブームだそうです。

1億円がリタイアの目標で、そのために生活費を切り詰め投資に励む。

日本でも、投資をする若い人たちにFIREが広がっています。

FIREについては、年金生活者に心強い4%ルールを参照下さい。

ジェイソンさんの投資に対する考え方は、投資で一生暮らせるだけの大金を得るためではありません。

資産運用をすることで、お金から自由になれる。好きな仕事ができる。

どういう意味か分かりますか。

結局は、運用でお金が増えるから好きなことができる、ではありません。

運用をしている人は、自身の労働収入だけでなく、

もう一つの財布お金を働かせることで殖えることを経験するので、不安がない。

下の図は、フィディリティ退職・投資教育研究所のアンケートで、

ちょっと古くて年数が不明ですが参考になります。

退職前の年収に関係なく、現役時代に投資をしていた人は、

退職後の生活で《金銭面の不安がない》と答えている割合が多いのです。

退職前の年収が300万円未満の女性で、

現役時代に投資をしていた女性の50%は《不安がない》。

現役時代に投資をしていなかった女性の67.2%は《不安がある》と答えています。

 

確定拠出年金やNISAの投資運用で、資産は時間と共に築くことができますが、

運用経験がある女性は、リタイア後も運用を継続し、

年金だけではなく運用の財布があることで長期には増えることを知っています。

ジェイソンさんのお金から自由になれるも同様で、

運用することで、お金の心配がない。

だから投資(だけではありませんが)はすべきと言っています。

森卓さんは、家庭菜園を奨励していました。

ジェイソン流投資先は、VTI(ヴァンガード・トータルストックマーケット)という全米株式です。

理由は米国企業は世界中で稼いでいるから、他のものを持つ必要がない。

日本の投資信託にも同じものがありますよ。

また、支出がどこに行っているか分からない人は、投資をしない方がいい。

家族はお金に関する価値観を同じにすること、とも言ってます。

ここは、投資をするうえでの出発点ですね。

“平賀さんの言っていることとほぼ一緒” 

一緒でないところは、私は、NISA口座のお金は必要な時は一部を売却し、使っています。

運用は続けていて、殖えた分を使っているので

今のところ投資額を下回ることなく使うことが出来ています。

森卓さん、「私は64歳ですからそんなに待てない。いつ使うのですか。」

ジェイソンさん、「死んでも売らない!」「子や孫に残してもいい。」

お見事です。ジェイソンさんならではでしょうね。