念願だった、皇居乾門の通り抜けお花見が叶いました。
坂下門から乾門にかけて約750mの距離です。
桜は、千鳥ヶ淵のように連なった華やかさではありませんが、
その分風情があり奥深さを感じます。
皇居の中は初めてで、帰りは乾門から大手門に回りました。
ここが東京の中とは思えないほどの古木、大樹の生い茂る広い森です。
北京の紫禁城を訪れたとき、人間を拒絶するように高く積まれた外壁の石垣や、
石の階段、威容を誇る宮殿に圧倒されました。
それに比べ、皇居はなんと穏やかで、つつましやかで風情があります。
〝風情〟は日本独特の美意識でしょうか。英語の表現では難しそうです。