43歳と69歳では見える世界が違う

 素晴らしい政策! でも、

8月11日は「山の日」で休日です。

リモートワークの日常が続くと祝日の休みの有難さも半減で、

山の日っていつからできたのと調べてみると、多分に政治的な配慮も少なくないようです。

祝日の新聞をめくってみると、

1面は、10日に第2次岸田内閣が発足しました。と、

国の借金が国民一人当たり1005万円になった。

で、5面には、(以下は要約)

新型コロナウイルスとロシアのウクライナ侵攻という二重の危機で膨らんだ財政をどう平時モードに戻すか。

近づくインフレの足音にどう対処するか。

第1の柱は、新しい財政政策は、現在の危機への対処と、

インフレ防止との間で慎重にバランスを取ることを目指す。

一時金支給でも一時的、かつ的を絞ったものに。

少子高齢化の進行などによる活力の低下は避けられず、潜在成長率が2%を割り込む状態が続く。

第2の柱は、長期的な経済成長、競争力、物価安定のカギを握るのは生産性の向上が鍵。

競争力のある税制、近代的な行政、迅速な手続きなど、よりイノベーションに適した環境の整備。

自動車産業の体質を変えることも重要。

第3の柱は、財政拡大から脱却し、中立的なスタンスに戻ることは、インフレとの戦いにも貢献する。

「賢い財政支出」を徹底し、供給サイドの改革で民間投資を促し、持続的な成長を確保する。

まさにどれも喫緊の課題であり、最重要な取り組み・・・ですが、

5面の記事は日本の財務大臣の就任の弁ではありません。

ドイツのリントナー財務相の記事でした。

 

 43歳と69歳の財務大臣

ドイツはロシアからの燃料問題で危機的な状況かも知れません。

輸出大国ドイツの屋台骨自動車産業も岐路に立たされ、高齢化や脱炭素の取り組みも難しい課題です。

そのドイツで国の形を変える改革に取り組んでいるのが、1979年生まれの43歳の若き財務大臣です。

ウィキペディアによると、リントナー相はボン大学で政策科学(政府などの公的機関が行う政策を改善する学問)を学び、その後インターネット会社の共同設立者となった。と、あります。

岸田内閣の閣僚の平均年齢は62.7歳で改造前より1歳ほど高くなったようです。

財務・金融大臣は69歳の二世議員です。

女性閣僚も2人、リントナー相のような専門性や他の業種のキャリアを持つ大臣はいるのかな。。。

43歳と69歳では見えている世界も、将来展望も違ってくるだろうなぁ。

ドイツも日本も先の大戦の敗戦国で、目覚ましい復興を遂げ、

GDP規模でも競い合うモノづくり大国で、何かと比較されてきました。

危機をバネに、懸案を直視し戦略を練るドイツ。

日本は成長戦略を何処に求めるのか、

国民一人あたり1005万円の借金を持つ日本を誰が、何処へ導くのだろう。

国や行政を頼っても、無い袖は振れなくなります。

やがて、こんなはずではなかったと悔やむ前に、個人でできること、

確定拠出年金、NISAでコツコツと国際分散投資は誰にでも続けられます。

皆様の会社に「企業型確定拠出年金DC」がなければ、是非ご連絡下さい。

1人で個人型確定拠出年金iDeCoを始めるより、同僚と一緒の方が楽しいですよ。

 

メモ: * は入力必須項目です