「製品が入ってこないんです。」
キッチンリフォームの契約金半額は既に振り込みましたが、
1か月以上経つというのに音沙汰なしです。
中東情勢の悪化により、ナフサなど石油製品が欠品し製造が滞っているとのことです。
石油製品逼迫は耳にするものの、特段影響は感じていませんでした。
ところが、いざわが身に降りかかてくると「え~、そんな。。。」
遠い中東の戦争が、わが家のキッチン工事にまで影響する。
これも(蝶の羽ばたきで、地球の反対側で竜巻が起こる)バタフライエフェクトなのかもです。
「TOTOが便器の受注をストップしたことで、別の業者に受注が集まり、
今度はその業者が納期の目途がたたないんです。」
わが家のキッチンリフォームの遅れはちょっと我慢すれば済みますが、
製品が作れない業者や、仕事ができずにいる職人さんにとっては先が見えず死活問題とのことです。
トイレ便器が付かないと、住宅もオフィスも、ホテルも完成しない。
そうすると…、サプライチェーン混乱はどんどん波及拡大し、
経済停滞、不況を招きかねません。
現に、日本より中東の石油依存度が高いアジアの国々は、
もっと深刻でスタグフレーション (不況下の物価上昇)が囁かれ始めました。
「早く情勢が落ち着いてくれないと。。。 」
竜巻に飲み込まれ破壊されるのはいつだって、
末端の業者やそこで働く弱い立場の人達なんて、やるせない。
国内に残る所得GDI
「所得流失3.6兆円増か 企業・家計の購買力低下」5月20日の日経新聞記事です。
3.6兆円は年間ではなく、
民間のエコノミスト10人に聞いたところの
4~6月期予測平均です。
たった3か月間でです。
原油高で、輸入品の価格が上がりその分、
折角稼いだお金が海外に支払に消えていく。
中東危機は経済の下押し圧力になるおそれが
あるかもしれません。
GDP( Gross Domestic Product )は、+0.5%成長しましたが、
実際の国内に残る所得GDI(Gross Domestic Income )は、
資源高・円安で海外に所得流失で+0.4%しか増えていない。
日本は資源輸入国なので、原油高・円安はその分出てゆくお金が多くなり、
輸入インフレに繋がり景気が弱くなる。
日本は“稼げていない”のではなく、“稼いだ所得が海外へ流れやすい”
この構造が変わらなければ、豊かさの実感とはならない。
日本株、異次元の大商い
このところの日経平均は荒い展開ですが、22日終値は6万3339円と、最高値を更新しました。
株高が海外マネーを呼び込み、東証プライム市場の1日の平均売買代金は10兆円の大商い。
買代金の上位10銘柄は全て半導体関連で、
1位のキオクシアホールディングスの5月(21日まで)の売買代金は、なんと1兆5474億円。
25年末比での日経平均の上昇率は約20%と、S&P500の約9%を大きく上回ります。
個人のNISA経由の投資資金も着実に流入しているとのことです。
海外からの投資マネーが日本株に向かい、株高と大商いで上昇が続いています。
この上昇は持続するのか否か。いずれにしても悪いニュースではないですよね。
国内総所得GDIが流失しているなら、「日本株で海外マネーを呼び込む」はありです。
NISAを活用できる私たちは、「物価上昇で目減りする側」になるのではなく、
「資産を持ち、増やす側」に回るのことができます。
日本株投資運用で、バタフライエフェクトを克服し、
輸入インフレに対処しなければですね。