iDeCo、ヤバいかも

 くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話し

豊洲ブックカフェTOYOSU SPBS《平賀ファイナンシャルサービシズ㈱》

白い本棚に並んだ本は、カテゴリー毎よりは、店員さんのフィーリングに任せたジャンルに仕分けされたお勧めが並んでいます。

豊洲ベイサイドクロスタワー3階のブックカフェ「SPBS TOYOSU」は、お気に入りのスポットのひとつです。

 

気になる本があれば立ち読みならぬ座り読みができます。キューブ型のスツールは、何とも座り心地がよいのです。気に入れば購入もできます。以前ご紹介したパックンの本もここで出会いました。

ヤマサキOKコンピュータさんの本《平賀ファイナンシャルサービシズ㈱》

昨日は、《くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話》を手に取りました。著者はヤマサキOKコンピュータさん(*^^)

結局1時間座り読みの後、購入してしまいました。

 iDeCoの手数料がヤバい

iDeCo、NISAどこで口座開設するかが問題《平賀ファイナンシャルサービシズ㈱》

『職場から「NISA」と「確定拠出年金iDeCo」のパンフレットを貰ったのですが、よく分からなくて。』ご相談者は、就職間もないお嬢さんです。

 

案内はされたものの、職場で斡旋されるでも、手続き窓口があるわけでもありません。加入希望者はコールセンターに問い合わせて書類請求です。

お嬢さんの、NISA・iDeCoのパンフレットは銀行からのものでした。

見てみると・・・、

 

iDeCoって、有って良し、有って悪しだなぁ。。。

以前から、チクチクと感じてはいたのですが・・・、手数料の問題です。

 

iDeCoに加入すると、毎月の掛金から国民年金基金連合会と加入先の金融機関手数料が引かれますが、それで終わりではありません。運用商品が投資信託の場合、信託報酬が別途引かれます。

iDeCoの掛金は、

掛金-手数料-信託報酬、残りが実際の運用額となります。

 

手数料は、国民年金基金連合会(以下国年連合会)と運営管理する金融機関の2種類です。国年連合会は全ての加入者に共通で年間2,052円。加入先金融機関の手数料は、ゼロ円のところから年間5,000円以上のところまでまちまちです。

国民年金基金連合会の手数料と金融機関独自の手数料を合計すると、2,052円から7,332円まで、実に5,280円も差があります。

国の制度のiDeCoでも、運営管理をする金融機関により異なり、これほどの開きがあることは知られていません。

iDeCoの最低掛金、月額5,000円で加入すると年間60,000円です。

年間手数料7,332円は、掛け金の何と12%以上です。

更に初年度は、国年連合会の初期費用として2,829円(税込)かかります。

そうすると、初年度の手数料率は・・・、計算してみて下さい。

年間手数料は定額ですので、積立残高が増えてくると徐々に手数料の割合は低下してきますが、それにしても企業型DCやNISAに比べても高すぎます。

「企業型DC」の手数料は個人の掛金からは引かれませんし、「NISA」は金融機関の手数料はありません。

手数料は3,000円~5,000円のところが約60%、6,000~7,000円が22%、と、圧倒的に手数料の高い運営管理機関の方が多いのです。

iDeCoは、加入する金融機関を慎重に選んで下さい。と、話す第1の理由はこの手数料の違いです。

 

 iDeCoの運用商品ヤバすぎないか

iDeCo加入機関選びは慎重にのもう一つの理由は、運用商品の品揃えです。

前述のご相談者さんのiDeCoの運用商品は10本でしたが、そのうちの3本は、自行(銀行)の1・5・10年満期の定期預金です。

 

運用商品の品揃えは多ければ良しとするものではありませんが、iDeCoの運用商品が3本・4本の金融機関もあります。そのうちの1本は定期預金ですので、投資信託は2本・3本です。

さすがにこれでは選択肢としてどうかと思ってしまいます。

また、大方の運用商品が系列のアセットマネジメント会社のものだったり、

同じ世界株インデックス投信なのに信託報酬が何倍も違うものもあります。

信託報酬がパフォーマンスに及ぼす影響は大きいです。少なくても、同じカテゴリーの運用先なのに信託報酬の高いものしか選びようがない金融機関は避けるべきです。

 

 iDeCoを選ぶときは

iDeCo加入者が200万人に達したようです。

200万人、凄いなぁ、随分普及してきたなぁと、思いますか。

丁度コロナの感染者数〇〇人を見て、多いな~、少し減ったかな、と思うのと同じで、200万人の数字だけを見ると、大きな数に思われますが、分母の数で割ると、加入率は4%位です。

「確定拠出年金」は、企業型DCの加入者約940万人と合わせても、加入率でみると15%位です。

「確定拠出年金」が最も必要と思われるのは、企業型に組成されない、自営業やフリーランスで働く人達なはずです。iDeCoは4%の普及率にとどまらず、もっと普及してしかるべきです。

それには、手続きの簡便さや、広報の問題もあるでしょうが、もう少し踏み込んだ最大公約数位の基準があっても良いのかなと思います。

iDeCoを取り扱っているのは、銀行、証券会社、保険会社等ですが、数で多いのは圧倒的に地方銀行、信用金庫、つまり身近な金融機関です。

近くの銀行で加入手続きをする前に、ちょっと立ち止まり、iDeCoは加入期間中手数料が掛かるんだったな。運用先の品揃えはどうかな。と、調べてみて下さい。

こちらのサイトが参考になります。

金融機関比較ガイド:https://ideco.morningstar.co.jp/compare/compare.html

国年連合会以外の手数料が無条件でかからない金融機関としては、SBI証券や楽天証券等があります。ネット証券ですので、全国どこからでもアクセスできます。

私共はSBI証券のiDeCoを斡旋しております。「個人型確定拠出年金」https://www.hiragafp.com/ideko/ページから資料請求ができます。

それでも、加入時の手続きや運用商品選びで迷うという方は、ご相談下さい。

《ヤバすぎ》ん、ヤマザキOKコンピュータさんに影響されたかな、ヤバい。