先日、『暗号資産を活用した資産形成』勉強会がありました。
暗号資産は果たして「資産形成」に使えるのか、今回も分からずじまいでした。
ただし、暗号資産の世界は進化を続けていることは確かなようです。
トークン、ステーブルコイン、ビットコインの違いって分かりますか。

さまざまな暗号資産
暗号資産とは、金融機関などの第三者を介さずにネット上で
取引ができるデータ資産のことで、
国や中央銀行などが発行する法定通貨とは異なり、
発行主体がないため価値を裏付けする資産がなく、正に仮想通貨です。
ブロックチェーンという技術を使って記録・管理されるデジタルな
お金や資産のことで、データの偽造や改ざんが難しいと言われます。
暗号資産の取引データを承認する作業のことをマイニングと言います。
暗号資産全体の時価総額は日本円で500兆円と言われます。
中でもビットコイン(BTC)は市場全体の約 50〜60 %前後を占め 、
約 2.2〜2.4 兆米ドル とみられ増え続けています。
ビットコインの時価総額は、アルファベット(Google)、
サウジアラムコに次ぐ規模で、メタ(フェイスブックブック)より大きく、
直近では日本円で300兆円くらいだそうです。

近年急拡大しているのが、自国通貨等に連動させ、
価格変動を抑えることを目的としたステーブルコインです。
決済、海外送金が低コストで、
クレジットカード大手のVISAの決済額を上回ったと聞いてびっくりです。
デジタル上で発行されたアート作品や動画などは、
非代替制トークン(NFT)を使うことで
所有や価値の保存・移転が可能とのことです。(私には理解が難しい。。。)
ひと口に「暗号資産」といっても、様々です。
全世界の暗号資産をまとめた時価総額が、数兆ドル規模に達し、
伝統的な金融資産、株式・金などと比較しても無視できない大きな存在となっています。
暗号資産は、決済機能だけでなく、さまざまな商品やサービスの購入にも使えます。
海外では、ビットコインやステーブルコインで
保険料や保険金の支払いが可能な事例も出ているとのことです。
資産形成としてみた暗号資産
無国籍資産とされるビットコインは、国家の信認が揺らいだり、
地政学リスクが高まったりする局面で価格が上昇しやすい傾向です。
2009年に生まれたビットコイン(BTC)は、初めは無価値でした。
2010年5月に1BTC 0.0025ドルと価格が計算され、現在の価格は約12万ドル台です。

ビットコインの購入者は、個人投資家、機関投資家、マイニング者、暗号資産取引所。
ステーブルコインは、トレーダーや決済利用者、
トークンはプロジェクトユーザのようです。

暗号資産は驚異的な値上がりと、価格変動が大きいので、
個人でも投資や投機目的で購入する人も多いようです。
個人が暗号資産に投資するときは、リスク・デメリットをどう捉えるかです。
・価格変動が極めて大きい
・一定の頻度で不正流出や詐欺事件が発生している
・あくまでも値上がり益期待の資産で利息や配当は生まない
暗号資産は、一定の役割があるから普及しているものと思われます。
しかし、金(ゴールド)のように国家間を超えた共通の資産となり、
マネーの新たな潮流となるのか、将来性については判断ができませんでした。
で、「個人の暗号資産投資」についてAIに尋ねてみました。
「暗号資産への投資は、やる価値はあるが“副菜”程度にして、
メインは株式や債券・積立投資に置くのが無難です。」 との答えでした。
付け加えるなら、短期的な値動きに振り回されず長期目線の投資ができるかどうかかと思います。
皆様はいかがですか。