荒磯親方に感銘を受けた話し

 

 

10月4日は「証券投資の日」とういことで、

2日の日経新聞には荒磯親方(元横綱稀勢の里)と

証券業協会 鈴木茂晴会長の対談が載っていました。

 

資産形成待ったなし!と題した対談の中で

荒磯親方の3つの話しが印象に残りました。

う~ん、なるほどな3つの話し

ひとつは、

荒磯親方は株式投資をされていますが、きっかけは

モンゴル出身力士の積極投資に深く感銘とのことです。

朝青龍関や白鳳関はモンゴルにビルを持っています。

日馬富士関はモンゴルに日本流の学校を作りました。

 

最近の若手力士はお金に対する欲が薄く、

知識も乏しいという印象です。

お金に対する教育が必要だと思います。

 

2つ目は、

少額でも投資を始めれば、

世の中のニュースに興味を持つようになりますからね。

投資を始めてからは以前にもまして熱心に

ニュースを見たり読んだりするようになりました。

 

3つ目は、

力士が強くなれば資金が貯まります。

弟子の育成、資金面のいずれも

長期的な視点で考えなければなりません。

中卒の弟子を横綱、大関に育てるのが目標です。

 

勝負は「準備」に尽きる

荒磯親方は早稲田大学院スポーツ科学研究科で学んでいるそうで、

今までにない部屋を作りたいとのことです。

 

単に技術や精神面だけを鍛えるのではなく、

弟子たちの生活面、ライフプラン、

生涯年収ベースまでも捉らまえた指導者です。

 

名横綱であった荒磯親方は、

きっと名親方、なにより部屋の力士を思う名経営者に違いありません。

 

荒磯親方の話しはまだまだ続きます。

 

私の勝負は「準備」に尽きます。

入門した15歳のときから(親方から)

同じ話を1,000回も2,000回も聞かされました。

考えすぎるくらい考え抜いて、しっかり準備した上で、

戦う時の直感やひらめきが生まれてきます。

 

投資の準備運動「確定拠出年金」「NISA」積立て

 (鈴木会長)投資も準備が欠かせません。

国民の金融資産約1900兆円のうち株式などの有価証券は15%もありません。

少額の積立投資を通じて成功体験を味わってもらい、

投資の必要性を認識してもらいたい。

  

「投資」を一言で言うと、将来の収益を期待して資産を投ずること。

儲ける機会に投ずる「投機」とは違います。

「投資」は個人の資産作りの手段であると共に、

経済活動に資金を供給する重要な要因でもあります。

 

ところが、「投機」を「投資」と思い込んでいる人の方が圧倒的に多いのです。

思い込みは、時に本来得るべき利益を失うことにも繋がりかねません。

 

いきなり大きなお金を必要とする個別株投資に向かう必要はありません。

まずは「確定拠出年金」や「NISA」の積立投資で準備運動から始め、

投資運用に慣れて来ると、

「投資は金儲け」的な今までの思い込みは雲散霧消して行きます。

 

モンゴル出身力士のような視点を持つことは誰にでも必要な時代です。

思い込みで「投資」を遠ざけることからそろそろ卒業してもいい頃ではと

 

荒磯親方の話に改めて感銘を受けました。