稼ぎの少ない高齢者としては複雑

国民年金の加入期間は20歳から60歳まで40年です。では、厚生年金は何歳まで加入できるでしょうか。70歳です。ただし、60歳以降も厚生年金の被保険者となれればの話です。

 

60歳以降も働けば労働収入が確保でき、厚生年金保険料を払い続けることで年金受取額も増えます。

公的年金を増やすやり方として、70歳まで加入期間を増やすのは一石二鳥と思いませんか。

 

 2022年から「在職老齢年金」がより働く高齢者に有利に改定されます。

今は、賃金と年金の合計額が28万円を超えると年金額が減りました。22年4月からはこの基準が月47万円となります。今まで給料と年金で40万円あった人は年金が少しカットされちゃうから損だなぁ…と、モチベーションが下がっていたのに、年金も満額貰えハッピーとなるわけです。

 

働く高齢者には悪い話ではないのですが、一方でそのための新たな財源が3000億円増え、その分は将来世代の年金が減る。。。

なんてことはない、トレードオフの関係か。

 

う~ん、これもシルバー民主主義のなせることなのか…。

そもそも、年金と合わせて28万円って、少なくないよね。

65歳以上で雇ってもらえるところがあるだけでいいじゃん!

 

などなど、そんなに収入の多くない働く高齢者としては、複雑な思いです。