シニア世代では、資産を取り崩しながら、残りの資産の運用と保全を両立させなければなりません。

 

 してはいけないのは「お金を全部銀行預金に置いておく」ことです。

「銀行預金」はペイオフ時も、1000万円までは元金保証の確定利回りで 一見、安心安全な預け先かもしれませんがATMで現金を引き出す手数料と 利息を比べて下さい。一回預金を下ろしただけで、あるいは、送金しただけで利子よりも手数料の方が多くありませんか。

 

「生活資金」はいつでも出し下ろしでき、元金割れのない預け先、銀行でよいのですが、

「5年以上使う予定のないお金」は複利の利息のつく預け先の方が良いと思いませんか。

 

 特に、年金だけが収入の全てとなったとき、最も怖いのはインフレによる資産の目減りと年金額の実質価値の目減りです。

 

お金の預け先を3つに分けて下さい

 やがて、年金だけの収入となったとき、経済的な不安のない生活を送るには、資産の多い少ないよりは、「お金の預け分け」だけで、ずいぶん違ってきます。

生活費など必要な資金はいつでも出し入れ自由なところへ

金利は期待できませんが、すぐに換金できる利便性と元本割れのない預け先を選んで下さい。

5年以上使う予定のないお金は「複利」の利息の付くところへ

「複利」の利息の付く預け先は証券会社か生命保険会社です。銀行は短期のお金の預け先なので利息は「単利」です。NISA(少額投資非課税制度)での投資信託運用は有効です。

年金の補てんとして、定期的に受け取れる預け先へ

債券や株式の配当金、生命保険の個人年金は決まった時期支払われ、計画的に使えます。

「分配型投資信託」も様々な種類があります。内容を理解した上で使いこなして下さい。

キャピタルゲイン と インカムゲイン

 お金を預けると利息(収益)を生みます。利息の付き方は「単利」と「複利」です。

「単利」:1年定期であれば、1年毎に毎年利息が20.315%の税引き後普通預金に降りてきます。「複利」:1年複利であれば、1年後の利息は元金にプラスされ、新たな元金となります。税金も満期まで繰り延べられます。長期に渡りお金を預けるのであれば、「複利」効果の得られる預け先です。

 

 

「インカムゲイン」は、単利のように定期的に受け取る収益です。

「キャピタルゲイン」は、値上がり益を目指すものですが、ある程度の時間を要します。

2つの収益を使い分けることで、使いながら、守ることができます。

 例えば、図のように100万円は「リート投資信託」で運用し、毎月の分配型は年金では足りない分に充当します。分配金は一定ではなく見直されますし、分配金を多く出す投信ほど、元本が減少します。10年後元の100万円は半分になってしまった、と言うことも十分あります。ただし、それまでに受け取った分配金の合計とトータルで、プラスになっていればよいのです。

 そこで、目減りした「分配型投信」を補うのがもう一方の「キャピタルゲイン」による運用です。仮に10年後100万円が1.5倍ぐらいになっていたとすると、「分配型投信」の元本欠損分がカバーできます。分配型投信からの「インカムゲイン」は心置きなく使う一方で、

「キャピタルゲイン」で値上がり益を目指す、二刀流で、資産を取り崩しながら、残りの資産の運用と保全の両立を図ります。

 

「枯渇ない財布」のつくり方ご相談ください

メモ: * は入力必須項目です