マスクよりも治療薬

都内はさすがに自粛ムードで、外出も躊躇してしまいます。

出掛けるときには勿論マスクをしますが、不足と言われる割にはみんなきちんとしています。中には思わず見返してしまうほどユニークなマスクをしている人も見かけます。

 

手作りや、不織布のマスクでも丁寧に洗って、みんなそれぞれ工夫して確保しているようです。今はネットでも十分手に入り、一世帯2枚の布マスクの配布を待つまでもないように思われます。

そうなると、マスク配布の資金総額466億円はもっと別なところに使って!ほしい。

 

ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑教授は、「コロナウイルス研究へ100億円投入を」と、提言しております。

コロナウイルスは、予防と治療両方がそろわなければ収束できないのです。

 

予防のマスクは皆が知恵を出しながら確保するとして、「国の役割は治療のための出資」でしかるべき機関に一日も早く届けることが出来ないものか。

 

ビル・ゲイツ氏は財団を通じコロナワクチン開発に取り組んでいて、18カ月以内には少なくても1種類は用意できると確信しているとあります。それでも開発には少なくとも20億ドル必要と、G20各国に拠出を呼び掛けています。

 

日本が20億ドルの20%(マスク配布資金)を拠出できたとしたなら、後々あらゆる面での効果は決して小さくはないと思ってしまいます。

 

お金の使い方は国家も個人も同じで、今は何が合理的なのかを常に判断する局面が、今後ますます増えるのではないでしょうか。